石鎚スキー場、井川腕山スキー場、久万スキー場、雲辺寺など四国のスキー場で楽しくすべるための初心者ガイド |
初心者ガイド |
初心者と初級者の違いは?
簡略かつ乱暴に説明すると
* 初心者 = 初めてもしくは2〜3回目の滑走を体験する人
* 初級者 = ある程度滑走経験があるが急勾配の斜面はまだまだ怖くてうまく滑れない人
ということになります。
初めての滑走に必要なものは?
通常、滑走用具一式と、冬装備をしたクルマが必要になります。
滑走用具はレンタル(ウェア含む)を前提に考えてもいいのですが、手袋・帽子・ゴーグル・防水スプレー等は最低限必要となるのであらかじめ購入しておきましょう。さらにこれらを購入する際、安いウェアがあれば購入してしまったほうがいいでしょう。レンタルウェアは1回3千円くらいしますので買ったほうが安上がりです。カッパのような薄手のウェアでも中にフリースなどを着込めば十分役目を果たしますし、南国スキーでは厚手の防寒着よりも薄手の防水ウェアのほうが重宝します。
ゴーグルについては一番安いものでもいいので必ず購入しておくべきです。8千円以上するような正規品を購入した場合は問題ありませんが、千円程度のゴーグルはあっという間に曇りますので、曇り止めスプレーも忘れずに購入しましょう。
車でスキー場に行きたい人はスタッドレスタイヤとタイヤチェーンを購入する必要がありますが、スキー場まで乗せてってくれる友人がいればそれで事足ります。その他、送迎バスを利用する方法もあります。
あると便利なもの
- リップクリーム (スキー場は乾燥してます)
- 日焼け止め (上からと雪面からの反射で紫外線量は半端ではありません)
- ハンカチ・ミニタオル (トイレで手を洗ったら、温風よりもハンカチが快適。湿ったままだとしもやけに。)
- 予備の携帯バッテリー (寒いところでは電池の消耗が早いので念のため。四国では大丈夫だと思いますが、広いスキー場では迷子になり友達と連絡がつかなくなることもしばしば。)
- カイロ (これも念のため。用意したグローブの保温性が良くない時に備えて、冷え性の人は必須。)
道具選びはどうすればいいの?
自分にあった道具選びは本当に難しいものです。通常は信頼の置けるショップなどで購入するべきなのですが、いい加減な店だと店頭にある在庫から最新の高いものを売りつけられる可能性もありますのであまりお勧めできません(金持ちにはそれもおすすめ)。上級者の友人などがいれば迷わずその方の意見を参考にすべきです。
しかしブーツだけは近所のショップを回って実際に履きながら選ぶ必要があります。友人もしくは店員さんに初心者であることを伝え、適当なものを選んでもらいながらジャストフィットするものを根気良く探しましょう。ここで見栄を張って上級者用のものを購入しないよう注意。初心者には絶対に乗りこなせず、挫折の原因になります。
ブーツに書かれているサイズはあくまで目安です。キツすぎたり喰いこんで痛むのは論外ですので、ぴったり合うのが見つからない場合は少し大きめのブーツを買い、厚手の靴下をはいて調節することになります。候補のブーツが見つかったら30分以上履いて、歩いたり屈伸しながら足へのあたり具合を見ることが重要です。足裏やカカトは浮いていないか、スネや足の甲の一部に喰いこんだりしないか等を重点的にチェックしましょう。30分くらい履くと足がなじむので、きつく締め付け、最終的に痛みが出ないかをチェックします。部分的に痛みが出る場合は、一つ大きいサイズに替えて分厚い靴下で調節しましょう。できれば数日かけて自分に合ったブーツをリストアップしながら何件ものショップを回り、2回目の来店で購入するくらいの根気があれば後悔のしない買い物が出来るでしょう。
板は店員さんに初心者であることを伝え、なるべく簡単に滑れるものが欲しいと正直に伝えるのが一番です。見栄を張って上級者用を買うと後悔します。
ウェア・手袋・帽子・ゴーグルはお好みで購入してください。(初めての滑走に必要なものは?を参照)
初心者用と上級者用の用具はどのように違うの?
ざっとこんなもんでしょう。↓
初級者向けアイテム |
中級者向けアイテム |
上級者向けアイテム |
上の説明でいまいちわからないと言う人のために、クルマにたとえてみましょう。
初級者向け車両 |
中級者向け車両 |
上級者向け車両 |
コンパクトカーとF1は「のんびり安全に走る」か「命を懸けて世界一速く走る」かが違います。スキー&ボードの道具もこれと同じくらいの性能差があると考えてください。初心者マークの人がF1マシンに乗れば、楽しむ間もなくあっという間に事故をするのがオチです。初心者用の道具と言うのはただの安物ではなく、楽しく、安全に、効果的に基礎を学ぶための優れた道具なのです。「周りの人と同じように教わっているのにちっともうまくならない!」と言う人は道具が自分に合っているかを疑ってみることも必要。基本的なセッティングミスなどもありえます。